ベランダの段差を解消したい!
とお考え中の方へ!
この記事では、部屋とベランダを同一空間にしてくれる「ベランダ向きDIYウッドデッキ」を紹介しています。
「高さ調整可能!組立3~4時間!費用9000円/m2!分解・廃棄も簡単!」と賃貸アパート・マンション住まいの方に嬉しい内容ですよ♪
この機会に、ウッドデッキある快適なベランダにしてみてはいかがでしょうか!
目次
2×4材と金具でお手軽ウッドデッキ
こちらが2×4材(ツーバイフォー材)と金具で作ったウッドデッキです!
完成サイズは90cm×180cmで、高さ10cm以上に設定できる金具を採用しました。
木材カット・塗装・ネジ止めだけでできるので、DIY初心者でも簡単ですよ♪
ベランダの状況は人それぞれですので、お好みのサイズに調整してみてください^^
ウッドデッキ作りの材料と道具
ウッドデッキ作りで使用した材料と道具はこちら!
材料
材料名 | 使用量 | 参考価格(税込) |
2×4材(ツーバイフォー材) (約38mm×89mm×1820mm) |
13本 | 430円/本 |
屋外用木部保護塗料/防腐剤 (例:水性クレオトップ) |
塗装面積 6.5m2 |
2610円/2リットル (塗装面積8~10m2) |
ステン用木ネジ(全ねじ) (太さΦ3.8mm×長さ41mm) |
72本 | 1680円/箱(450本入) |
ステン用木ネジ(半ねじ) (太さΦ4.2mm×長さ75mm) |
120本 | 1520円/箱(200本入) |
ネタ受け金具 (品番:NUP-95) |
18個 | 290円/個 |
合計価格:16620円/1.6m2(床面積)!
床面積1m2当たり約10000円ですが、手持ちのネジ・塗料を使うとさらに安くできますよ^^
道具
名称 | 用途・備考 |
のこぎり/丸ノコ | 木材カット ※ホームセンターのカットサービスで不要 |
メジャー/巻尺 | 長さ測定・位置決め |
さしがね/ツーバイフォー定規 | 長さ測定・位置決め |
鉛筆 | 組み付け・ネジ位置の印付 |
刷毛(ハケ) | 塗装 |
バケット | 塗料入れ |
電動ドライバー、プラスビットNo.2 ※ネジ75mmの手締めは困難! |
ネジ締め・金具高さ調整 ※ホームセンターで借りるもよし! |
プラスドライバーNo.2 | ネジ締め・金具高さ調整 |
水平器 | ウッドデッキの水平出し |
割り箸 | 床板のすき間設定 |
電動ドライバーはホームセンターの工具レンタルサービスを利用して借りることもできますよ♪
※↑ボタンを押すと一覧表示されます。
欲しい高さを叶える「ネタ受け金具」の選び方
好きな高さ設定ができる「ネタ受け金具」!
ネダ(根太)とは、床板を支える木材のことを言います。
金具品番の選び方は、次の手順になります。
金具の選び方(高さ20cmの場合)
- ウッドデッキ高さ200mm-床板38mm-根太89mm=補充高さ73mm
- 金具カタログ(P82)から補充高さ73mmに対応する「適応床高」を探す
- 「適応床高57-127」のネタ受け金具「品番NUP-95」を選定
ウッドデッキ高さ10cm~14cmの場合は、根太を横置き38mmにすることで対応できますよ。
高さ10cm~25cmまでの金具品番を「金具選び表」にまとめておきますね^^
賃貸でもできる作り方6ステップ
材料・道具が集まったらウッドデッキ作り開始です!
作業の流れは次の6ステップになります。
作業の流れ
- 根太・床板の2種類にカット
- 塗装で防腐対策
- ネタ受け金具の取り付け
- 床板で根太間隔を固定
- 金具で簡単!高さ調整・傾斜対応
- 残すは床板貼りのみ!
1.根太・床板の2種類にカット
初めに2×4材から「①根太900mm×6本」「②床板600mm×30本」の2種類を準備します。
メジャー・さしがね・鉛筆を使って木材に線を引き、のこぎりで切り出しましょう。
初心者や賃貸DIYerにはホームセンターのカットサービスが便利!
2×4材は5本まとめて切れるので「①根太2等分×1カット」「②床板3等分×4カット」で済みました!
(税込250円/5カット)
作業場所の確保・道具の準備・切粉の後片付けの手間が省けるので重宝しています♪
あわせて読みたい記事
2.塗装で防腐対策
根太・床板の準備ができたら、塗装して防腐処理しましょう。
なぜなら2×材のSPF材/ホワイトウッドは「腐りやすい」という弱点があるからです。
使用環境によりますが、2~3年でボロボロになることも!
実際の劣化具合は観察していきますが塗装しておく方が無難ですね^^
あわせて読みたい記事
以後の説明は、印を見やすくするため「無塗装」にしています。
3.ネタ受け金具の取り付け
塗装が終わったら、いよいよ組み立てスタートです!
まず①根太の中心455mm・両端90mmの3ヶ所に目印をつけて③金具を交互に配置します。
金具の取付間隔は450mmまで!
❝施工マニュアルより❞
③金具ネジ部を目印に合わせ、④ネジΦ3.8×41mmで固定しましょう。
根太2本そろえば、ウッドデッキの脚1セット分の完成♪
自立できる姿はウッドデッキの基礎そのものですね!
4.床板で根太間隔を固定
次に、床板で根太間隔を固定します。
②床板に「組立用の線」と「ネジ用の点」を書く時、ラクダのツーバイフォー定規が便利ですよ♪
高さ10~15cmの場合
※ネジ用の点19mm→45mmに変更。ツーバイフォー定規では大きい側の中心です^^
①根太の中心と②床板の側面の線を合わせ、⑤ネジΦ4.2×75mmでネジ止めしましょう。
一般的な根太間隔
・板厚20mm:根太間隔500~600mm
・板厚30mm:根太間隔800~900mm
今回は板厚38mm根太間隔440mmで頑丈な設定ですね^^
床板歩行面は「木裏」にすべし!
「木裏」とは年輪の中心側の面で、反対の表面側は「木表」と呼びます。
歩行面を木裏にする理由はヒビ割れが少ないからです。
実際に木表は亀裂が発生しやすく、屋外放置3ヶ月で写真のように割れました!
水の侵入は劣化を早めますので、歩行面にはヒビ割れが発生しにくい木裏をおすすめします。
ソリで中心が膨み水はけがよくなるところも木裏を選ぶ理由の1つです♪
5.金具で簡単!高さ調整・傾斜対応
ウッドデッキの設置場所を決めたら、高さ調整・傾斜対応です!
③金具ネジ端面の穴にプラスドライバーを挿し、ネジを回すと高さが変えられます♪
ベランダには排水用の勾配があるので、この段階で床板を水平にしましょう。
水平器の泡が中央になればOKです^^
6.残すは床板貼りのみ!
最後は残りの②床板をすべて⑤ネジΦ4.2×75mmで貼り付けたらウッドデッキの完成です。
ネジ用の印はステップ4と同じになります。
床板間隔を一定にする時に、スペーサーとして⑥割り箸(厚さ4mm)が使えますよ♪
同様にステップ3~6を繰り返し、全3セット作り上げましょう!
1セットあたり約1時間で組み立てられるので、スキマ時間に作ることもできますね^^
作って良かった4つのおすすめポイント!
ウッドデッキを作ってみて、次の4つの特長に気づきました^^
4つのおすすめポイント!
- 自然を感じる癒やし空間
- 運搬・保管・廃棄しやすいサイズ
- 汚れにくい床下
- 楽々メンテナンス
自然を感じる癒やし空間
ただ洗濯物を干す場所でしかなかったベランダが、気軽に自然を感じられる場に変身!
まるで縁側のような部屋とベランダが同一空間になった感覚♪
モーニングするもよし、そよ風を感じながら読書するもよし、月見に晩酌もよし!
ウッドデッキがあるだけで、ベランダが癒やし空間になりました^^
運搬・保管・廃棄しやすいサイズ
木材長さ900mm以下は、運搬・保管・廃棄しやすいサイズ!
なぜかというと車のトランクに横置きできたからです。
庭なし倉庫なし賃貸住まいの僕にとって、トランクは貴重な保管場所!
そのままゴミ処理場へ運ぶこともでき、処分にも困りません♪
車に積める材料サイズはDIYする上で欠かせない条件です^^
汚れにくい床下
ウッドデッキとベランダの接触面は金具部だけ。
排水性・通気性がよいおかげで、床下にゴミが溜まりにくく虫やカビも発生しにくい!
床下掃除は滅多にしないだけに、汚れにくいのは嬉しい特徴ですね♪
楽々メンテナンス
ネジを外すだけで分解できるので、メンテナンスも楽ちんです♪
僕の初メンテナンスは高さの微調整でした。
他にも床下掃除やウッドデッキの再塗装、隙間に落ちた物を取る時にも大助かり!
メンテナンスのしやすさは長く使うためにも大切なポイントですね^^
自作ウッドデッキでベランダを憩いの場にしよう!
ベランダを憩いの場に変えてしまうウッドデッキ!
マンション・賃貸アパートのベランダだけでなく、バルコニーやコンクリート面など硬い地面であれば設置できます!
お手軽ウッドデッキで、自然を感じられるスペースを作ってみてはいかがでしょうか^^
※↑ボタンを押すと一覧表示されます。