束石を基礎で使いたい!
とお考えの方へ!
この記事では、DIY小屋の基礎に「羽子板付き束石+埋めない+置くだけ」を選んだ理由を紹介しています。
さらに置いただけのリスク&回避方法もありますよ!!
一般的に「掘って→埋めて→砂利・モルタルで固めて」と大変そうな束石設置…
束石を埋めずに置くだけで基礎にできないか本気で検討してみました!
これから基礎作りをされる方は、参考にしてみてください。
束石の役割は「沈下抑制と木材保護」

束石は主に次の役割3つを担っています。
- 束柱を支えるための材料
- 地面の接触面積を増やして建物の沈下を抑制
- 地面の水分から遠ざけて腐朽・害虫リスクを低減
束柱(土台を支える柱)を直接地面に設置すると、接触面の荷重が増えて沈み込みやすくなります。
また地面の水分吸ってしまいカビやシロアリの発生原因にもなります。
束石は「傾き&劣化」から建物を守っていたのです!
埋めずに置くだけにした束石基礎のリスク3つ

調べたところ、束石基礎には主に3つのリスクがありました。
- 強風で飛ばされる
- 地面の強度不足で基礎が沈む
- 地面が凍って地盤が上昇する
特に注意すべきは「強風」で「強風で束石上からズレ落ちた」ニュース記事があるほどです!
建物が傾く2つのリスクとは異なり、強風による災害は近隣の方にケガをさせてしまう危険性があります。
基礎と小屋とは、必ず固定しておいた方がよさそうです!!
羽子板付きの束石でリスク対策4つ

リスクを考慮して選んだのが「羽子板付き束石」!
その理由は次の方法でリスクを軽減できるからです。
・羽子板固定+重量UPで強風対策
・風・地震による横ズレは凹段差でカバー
・傾いたらジャッキアップして修繕
・束石数を増やせば、数分リスク低減
羽子板固定+重量UPで強風対策


強風の小屋ズレ対策は、ズバリ「束石と束柱を固定」すること!
羽子板付き束石なら簡単にネジ固定できるのが魅力です!!
さらにコーチボルトスクリューを使えばネジ抜けの心配もありません♪
【関連記事】
▶羽子板付き束石の使い方
風・地震による横ズレは凹段差でカバー

そもそも束石を地面に置くだけなら免振効果があり地震に有利です!!
対策すべきは強風による横ズレ。
実は、地面を掘って束石周りに段差を作っておくだけで強風対策になります!
段差が束石に引っ掛かり、横ズレを防いでくれます♪
傾いたらジャッキアップして修繕

もし小屋が傾いてもジャッキアップで修繕可能です!
土台をジャッキで持ち上げ、束柱を交換するというイメージです。
車をお持ちの方は、トランク下にあるジャッキで事足りますよ♪
束石数を増やせば、数分リスク低減

「さらに安全・頑丈にしたいっ!」と思った場合は、束石の数を増やせばOKです!
束石数を増やすだけで
・重くなって耐風性UP
・設置面積が広くなって沈下リスクDown
・柱が増えて負担Down→小屋強度UP
できます!!
ぜひ不安度合いに合わせて、数を決めてみてください!
(参考)私は数少なめで束石間隔は最大1820mm間隔で設置しています。
実際に作った3坪小屋の基礎~土台

こちらが束石を埋めずに置いただけで作ったDIY小屋の基礎~土台になります!
作業期間は2日間で完成!
モルタルを使って束石を設置していたら、こんな短期間で完成できなかったと思います^^;
【関連記事】
▶2×4材の基礎~土台の作り方
羽子板付き束石は「耐風性・耐震性・修繕性」を備えた万能基礎!

最後に羽子板付き束石を埋めないで置くだけにした理由をまとめておきますね。
<置くだけリスクの対処法>
・羽子板固定+重量UPで強風対策
・風・地震による横ズレは凹段差でカバー
・傾いたらジャッキアップして修繕
・束石数を増やせば、数分リスク低減
耐風性・耐震性・修繕性がありつつ、1人DIYでもできる簡単さが魅力の羽子板付き束石。
私の1例ですが、参考になれば幸いです^^
もっと多くの事例を見てみたい方には「Kindel Unlimited」がおすすめです!
30日間無料で1500冊以上のDIY本が見れて、基礎検討の参考になります!
束石をモルタル埋めしない事例も多く、置くだけにする決断ができました♪
【基礎・土台作り関連記事】
▶羽子板付き束石の使い方
▶2×4材の基礎~土台の作り方
▶傾斜地の独立基礎





